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Journal -坂口恭平の毎日-

2007年9月30日(日)

風邪ジャーナル二日目。調子は悪いが、そこまででもなさそうだ。植草甚一の「古本とジャズ」に変更する。音楽は、ロッカーズのサントラ。なんで、こういうときはいつも読まないものや聴かないものを摂取したくなるのだろう。とかなんとか、色々発想あり、メモにちょろちょろ描く。昨日のユメの絵日記も描く。なんだか、とてつもないユメを見ていた。お昼過ぎにふーが帰ってきた。稲荷寿司と肉団子をたくさん従えて。お昼にそれを食べる。その後、またゆっくり寝る。「不思議の国のアリス」も引っ張り出してきた。しかし、これだとちょっと夢見心地過ぎる。もうすこし日常さも必要。で、またらもさんに戻る。と、そんなことばかりしていても駄目なので本格的に眠る。夜は、少々フーの作業を手伝う。草津温泉に行っている、親父から電話。「NHKで午後11時40分から、土門拳をやるから、絶対見てね」と。もう寝ようと思っていたのに。しかし、それまで起きていないといけないので、テレビを付けた。すると秋元康さんの情熱大陸をやっていた。これがまた面白かった。それで、そのまま土門拳に流れ込む。NHKアーカイブ。これがドンピシャリ。土門拳はとんでもない人でした。弟子に対する動物のような体での怒り、会話。弟子が話す仕事ぶり、奥さんの会話。どれも階段を上ろうとする比例的考察をぶっ飛ばす、完全に気体と化した土門拳。多様性の光がチカチカ光っていた。勇気を頂き、そのまま寝床へ。明日は北海道へ。大丈夫か?

2007年9月29日(土)

午前7時起床。作業。また寝て、午前11時起床。どうも体が重い。朝食を食べて、Dig-ital#3作業。ナカナカ進めない。お昼は、ヴィレッジヴァンガードでダブルハンバーガー。麦酒無し。その後、今日は横浜に行く予定だったが体がちとおかしいので辞退。寝る。寝床で読書。「今夜、すべてのバーで」を適当なところでぼーっと読む。その後、親父と母ちゃん誘って、佐藤家の食卓へ。五穀米の鰻のせを食べる。なかなかの味。帰ってきて、また寝転がる。寝転がりながら、最近ゆっくり考えてなかったことなどをゆっくり考える。それはそれでいいもんだ。音楽はプロコフィエフ。途中からカサンドラ・ウィルソン。なんだか、飛行機に乗っている間に映画を観るような気分になってきた。風邪で寝込んでいるときは、なんでいつも布団の中で旅をしているような気分になるのであろうか。微熱がそうさせるのか。なんか、布団の周りに、りんごジュースやら、菓子パンやらをセッティングして、まるで遠足のお菓子状態。それで、一人で頭の中で色々考えているだけで、アー多幸感に包まれてきた。いかん、いかん。はよ寝よう。

2007年9月28日(金)

午前8時起床。午前9時作業開始。Dig-ital#3。午後12時頃、母ちゃん、親父、美帆、ノノカが来訪。ノノカとFeistの「1234」をyoutubeで流しながら、踊りまくった。ノノカは踊るのが大好きだ。ダンサーにでもなる気だろうか。午後1時半に外出。中央線で八王子まで。そこからバスで多摩美へ。今日は多摩美でイベントを見る。「芸術とシャーマニズム」。伝説の集団「ゼロ次元」の主宰の加藤好弘氏が復活し、生儀式をやるという噂を聞きつけてやってきた。対談する相手は針生一郎氏、そして中沢新一氏。ネオダダの動きなんかを赤瀬川原平さんなどの著作で調べいるうちにとにかく気になっていたゼロ次元。なんでも裸体で四つん這いでハイハイする姿を見た事があった。その時に撮った映画を上映していた。その映画は伝説だけを聞いたまま、見ない方がよかったなーというものであったが、今日はその後に儀式を再現してくれた。若い女性が最後には全裸になり、ずらーっと並んだ男たちを踏みながら、ワニを渡る白ウサギのように、通るという代物。なんか久々のミョーな気持ちになった。そして、加藤さんの演説。中身はLSDを摂取して感じてきた事や、ゴアの話、そして夢の話と、完全に日本ではイリーガル状態。なんとも気分爽快であった。しかし、そういった60年代の狂乱が巻き起こしてしまった集団の暗い面も一緒くたになって表に出ていて、色々熱く考えさせられた。3時からみっちり3時間半。凄いイベントでした。というか、一番凄みがあったのは、美術評論家という肩書きにさせられてしまったと言っていた、針生さんのトークだった。80歳になられているというのに、感覚がピチピチで、直観だけで生きておられた。午後8時に家に帰ってきて、お好み焼きを作る。梨とトマトも。アサヒ麦酒。コヨーテから旅程が送られてくる。しかも、その後に来年の展覧会のための近江八幡の下見ツアーがちょうど帰ってきてから開催される事になっており、来週は10月1日から5日まで北海道~滋賀ツアーだ。

2007年9月27日(木)

午前8時起床。午前9時作業開始。いつものようにdig-ital#3。今月中には終るかな。途中、吉祥寺より親父たちより電話。昼飯一緒に食べようとの事。イタリアン・スペイン料理屋という変な店に行く。しかし、なかなかマルゲリータが旨い。これはいいかも。パスタはまぁまぁ。ハートランド麦酒。そして、飯を食べて僕はまた家に帰りドローイング。午後二時頃、外出。表参道のコヨーテ編集部へ。稲澤さんと次の企画の打ち合わせ。この間タカ聞いた、登別の幻の秘湯の話をする。時刻表を調べるとなんとかいけそうだ。崖の上の掘建て小屋の中にある混浴露天風呂。目の前はすぐ太平洋。登別の役所は認めていない、市民の中の有志によって運営されているという温泉。10月1日から0泊3日で行くことにした。稲澤さんと地図を見ていると、やっぱり北海道って気になる。今度は飛行機に乗って択捉とか行ってみたいなと思って調べると、エアドゥだと結構安く北の方にいけるなぁと。もう一回北海道に行っても良いかもしれない。その後、話すだけ話して、午後6時に稲澤さんと京橋の試写室へ。ピーター・グリーナウェイ監督の「レンブラントの夜警」という映画の試写会に僕も一緒に参加する。オランダ人の名前が少々難しくて混乱するが、映画の中の空間には入りこめて、見終わった後もなんだか入っていた。その後、家に帰る。夜10時頃、エディションの写真を購入してくれた人が近所だったので手渡ししますと言ってセブンイレブンの前で会う。すると、前にあった事のある0円ハウスの読者のお嫁さんだった。後で、ふーも帰ってきて4人で家でお茶を飲む。その後、アメトークの未発表映像特集を見る。そしてそこでたまたまジュンスカのライブを見てしまう。「My Generation」を僕も熱唱してしまう。午後1時に寝るが、午前4時に起床。そのまま寝ずに、ベッドの下のDig-ital#3をまた引っ張り出してきて、静かに作業。1時間30分作業し、また寝る。

2007年9月26日(水)

午前8時起床。午前9時作業開始。朝ご飯ビーフシチュー&パン。お昼ビーフシチュー&玄米。ビーフシチュー食べ切る。午後3時までDig-ital#3作業。その後、読書、江戸川乱歩。そして立体読書の調査。「さかしま」という本が凄そうだ。で、色々探していくとやっぱり乱歩だけでなくて色んな作家の作品を立体読書化した方が面白いのかもしれないということになってきた。現在30作品以上ラインナップされている。午後コヨーテの本が数冊送られてきたので、まずはのらぼうへ本を渡しにいった。牧夫さんはいなかったのでスタッフの人に渡してきた。そのままタカの店へ久しぶりに遊びにいく。ほんとに徒歩5分のところにいるのになかなか行かない。色々と話す。北海道の話もする。今度、コヨーテの企画で北海道に行こうと思っているのだ。すると一つ、へんな温泉があるという。話を聞くと面白そうだ。小さな桃源郷のようなところだそうだ。これは面白そう。その後、ネパール人のニルがタカの家に遊びに来る。この家は西荻なのに、外国より、無国籍感が漂っている。アナザーワールド。ニルはとてもスマートな頭の持ち主。もう15年も日本に住んでいるそうだ。今度吉祥寺にネパールカフェを出すらしい。しかも、外見は全くネパール料理屋に見えないのだそうだ。新しいネパールの風の予感。イタリアン・グレイハウンドを二匹連れている不思議なネパール人。家に帰ってきて、フーとKIKU屋で3品総菜選んで680円という安さの夕食。しかし、なかなかうまい。御飯おかわり100円。その後、ナモさんのところで人参とりんごを購入。これからうちでもフレッシュジュースを作ることになるそうだ。ミキサーも買ってきていた。ナモさんのところもいいけど、今日タカからもう一軒八百屋を聞いた。「田楽」という店で奥の陰に隠れている店発見。タカの見ている西荻は僕の見ている世界と全然違う。海外旅行している感覚に地元でなってしまう。夜、いつものように親父と母ちゃんがお茶しにきた。無花果パンを貰う。フーのウェブサイト用の作業少々。背景の絵がようやく終了。

2007年9月25日(火)

午前8時起床。午前9時作業開始。朝食、納豆目玉焼きのせ御飯とカリカリベーコン。その後、また作業。昼前に近所の母ちゃんに飯でも食べようかと電話すると、なんか調子悪いようで、弁当を買って持っていく。頭が思いとの事。一応阿佐ヶ谷の病院に連れて行く。待っている間、ひねもすやという喫茶店で一服。そこで見た「幻影の東京」という写真集に入り込む。コレ買いたい。珈琲。その後「うさぎや」で和菓子を買って、病院へ。全然大丈夫だったようだ。最近病院通いが多いな。でも異常ないからいいか。帰ってきて、作業再開。Dig-ital#3も大分姿が見えてきた。段々面白くなってくる。これが終ったら、次は無茶苦茶デッカいやつを描こう、と決める。夜は、ふーと親父が来て、4人でビーフシチュー、サラダ、ジャガイモ炒め、ガーリックトーストを食べる。恵比寿麦酒。食後、ほうじ茶と和菓子。その後作業しばし。ポールからメール。彼も展覧会など頑張っているようだ。励まされる。みんな新しい生活を見つけ出そうとしている。彼らの独立した仕事の仕方は僕の今の考え方に完全に影響を与えている。自分でディレクションしたものは、どんなに些細な事でも全てが自分のためになって帰ってくる。

2007年9月24日(月)

午前7時起床。午前8時ニッポンレンタカーで軽トラックをレンタル。青梅街道で中野まで、亮太をピックアップして綾瀬へ。今日は親父の引っ越し。家族総出で、業者いらず。午前10時に綾瀬到着。午後12時には引っ越し完了。親父,母ちゃん、フー、亮太、と僕の5人で明月館で焼き肉ランチ。ハラミも注文。麦酒。帰ってきて、部屋の掃除など。午後6時に僕とフーはメイの誕生会のために吉祥寺のフーの姉ちゃんの家へ。メイ,ユメ、姉ちゃん、フーの母さん、フーとボクとで誕生会。なんか今日はフル・ファミリーデーです。夕食を頂く。ミートローフ、キッシュ、煮物、麦酒&ドイツワイン。Wiiを初めてやる。午後9時頃家に帰る。途中、親父の家へよりフーの母さんより頂いたわらび餅をみんなで食べる。なんか変な生活がはじまったのかもしれない。

2007年9月23日(日)

午前7時起床。今日はお墓参り。ふー、フーの姉ちゃん、メイ,ユメ、フーの母さんとボクとで千葉の新八柱にある八柱霊園へ。凄い人の数。屋台の数。一種のお祭りと化している。ついついたこ焼き、イカ焼き。で、お墓参り。その後、霊園内の原っぱに座ってみんなで弁当を食べる。その後、家に帰ってきて作業。コヨーテの次の企画の案を考える。どこかに行く企画なのだが、どこがいいかなかなか浮かばず。よくよく考えると、僕はあんまりここに行こうと思って旅行に出る事がないのでした。いつも誰かが呼んだり、誰かが行くから付いて行ったり、そんなのばっかり。行き当たりばったりばっかり。それでも色々考えてみる。ロサンゼルスにも行こうとしてみた。いかんそれでは企画の趣旨から離れてしまう。とかなんとかかんとか。夜は鈴木清順監督のツィゴイネルワイゼンを見る。しかし、途中で寝てしまった。陽炎座の方が面白いと思った。でも原田芳雄は最高だ。

2007年9月22日(土)

家の掃除。作業。しかし、今日は変な感じ。風邪気味のようだ。体がだるい。今日は描かない。音楽ソフトを使ってしばし作曲。しかし、頭はますます痛くなり、ちょっと寝た。で、その後、起きて吉祥寺、旅人食堂へ。飲み会。ナシゴレン旨い。酒を飲んだら少しよくなってきたと思って、そのままシンハー、そして吉兆宝山、くじらロックで、終電に乗れず、タクシーで家へ帰る。

2007年9月21日(金)

昨日、3時まで修復にかかっていたので、眠い。9時過ぎ起床。10時に仕事開始。途中で納豆御飯を食べる。Dig-ital#3。ずっと描き続ける。コヨーテ稲澤さんより電話。次の企画の話。どこか北の方角へ行ってみましょうという話になる。午後、タローから電話。残念ながら芸大の大学院の試験に落ちたそうだ。昼飯を食べにくる。夢飯へ。生麦酒とスィートロティを食べる。これで独立に近づいてきたのではないか。それはそれでよいのである。その後、タローは帰っていった。仕事続行午後4時から午後6時まで。疲れたのでしばし休憩。二時間寝る。そして作業。午後11時まで。今日の目標に達成したので満足して寝る。夜、ふーに肩こり用のヨガを教わる。林さんと久しぶりに電話をする。彼は相変わらず世界の情報を収集していた。僕は最近、情報を一切止めているに近い状態である。ほとんど制作にあてている。それはそれでいいのだが、こうして林さんと話すとまたきちんとニュートラルに戻れて、なおかつ林さんの最近の注目している事項を教えてもらえる。彼の無償の研究には凄いものがある。まるで現代の禅者のようだ。この二人の研究発表会は19歳の時から変わらず永遠に行われている。これが僕の創作の原点ともいえる。刺激を受け、そしてゼロに戻る。0円ハウスの翻訳者、佐藤さんにも電話する。英語版の確認と近況を話す。

2007年9月20日(木)

午前8時起床。午前9時仕事開始。いつも通り。Dig-ital#3。今までとはまた違うノリになってきた。無茶苦茶細密画になって来ている。ちょっとこれは面白くなるかもしれない。とにかく作業。朦朧。作業。昼飯、焼きそば。速攻仕事に戻る。この絵は、なんと売約済みである。まだ完成してもいないのに。僕としても?なんであるが、もうどうでもいいこの際。Dig-italはなんだか不思議な仕事仲間である。半分趣味。であるから本気になれる。というか誰からも求められない、が、描かずにはいられないものとして出発しているわけで、、、。で、作業は本調子になってきた。ペンもピターっとまっすぐのラインが引けている。午後5時までぶっ通しでやった。朦朧。しかし、いつものように白熱灯を後ろから当ててみる。いい感じである。僕は自分が描いた世界にいつもいたくなる。これは作品ではない。、と思っている。自分を満足させるものである。午後6時に親父と母ちゃんが来西荻。親父は完全に引っ越してくる事になった。バルタザールで乾杯。その後、家で加賀棒茶。今日、手違いがあり9月分の日記が消去される。愕然。落ち込み。そして、キャッシュページを探しまくり10日間分の日記をネット内で発見。宝探し状態。その勢いに奮起され、調子戻る。でも深夜にまで渡り修復作業。日記の内容は色々変化しています。あららら。

2007年9月19日(水)

午前8時起床。午前9時仕事開始。午前11時、携帯代払いに行く。銀行にも行く。様々な支払い。おーい。帰ってきて、仕事。Dig-ital#3の制作。京都のタローから電話。今、東京にいるとこの前言っていた。昼飯でも食いませんか,との事。西荻に来る。ヴィレッジヴァンガードのハンバーガー屋でクラシックバーガー&生麦酒。タローは東京芸術大学の大学院の試験を受けているそうだ。僕が一回授業をしたところだ。僕はすぐに独立しろとタローを煽った。こいつは才能があるのだから、すぐに現場へgo!だと思う。でもそれではどこの現場だよ、と言われてもなかなか面白いところがない。それが現状。僕なんて、自分の仕事だけでやるために8年間もかかっているところを見るに、日本はそういう事をやる時に最低であるとも言える。しかし、それでもやりたいと思う人にとってはこの環境は、水中で体力トレーニングするように大変なので、気付いたら信じられないくらい筋肉が付いていたとびっくりすることもあるので、どちらとも言えないであろう。絶対に不可能なところでもやりたいと思うような事でなければ面白くない、とは極端な意見であるが、僕は最近それをひしひしと感じる。とか考えながら、昼間の麦酒は3杯目に突入していた。帰って家で作業。タローは風呂に入った。その後、風呂上がりのタローにマッサージをお願いする。気付いたら、タローは裸になっていた。パンツも穿いていない。またか。すぐにパンツを穿けと言ったら、すぐ穿いた(笑)。その後、タローは帰っていった。京都でガンガンやる方も面白いではないか。東京でしか出来ない事なんて、今はもうそんなにない。でも東京もいいけどね。

2007年9月18日(火)

午前8時起床。午前9時に大塚。美帆の病院に付き合う。その後、お茶の水の順天堂大学病院へ。なんかここすごい。まるでホテル。スターバックスもきちんとある。レストランは山の上ホテル。建物も綺麗だし。昔、ホテルで働いていたときに常連だった方に偶然会う。80歳代でフランス語ペラペラでアフリカ人たちとガンガン鉱物の仕事をやっているパリ在住のマダム。3年ぶり位に会う。今も無茶苦茶忙しいらしい。大変なエネルギーである。昼飯をその山の上ホテルで。ハンバーグ。その後,美帆の家へ帰る。ののか、親父、母ちゃんが待っていた。美帆の様子も大丈夫なようだ。その後、ハザマと小林額縁へ。ハザマが購入してくれた立体読書の額装を注文する。小林さんの手厳しい意見。しかし、それも分かる。でも、それを跳ね返さんといかんよね。夜はりつことふーとハザマとボクとで、ウェブ会議。ふーのウェブサイトがもうすぐ産まれる事になる。頑張れよー。

2007年9月17日(月)

Dig-ital#3の作業。終日作業。

2007年9月16日(日)

家の掃除。今日は作業は休憩。

2007年9月15日(土)

午後8時起床。作業。落ち着いてから、朝食。フレンチトーストを作る。家の掃除。午後1時頃ふーと外出。阿佐ヶ谷へ。まずは希須林・小澤で中華料理。希須林の本店。僕は麻婆豆腐定食。ここは感じも良いし、うまい。その後、オリーブオイル屋で1リットル購入。ここのオリーブオイルはベラボーに高い。でもオイルだけれどそのまま飲める。オリーブジュースだ。家に帰ってくる。非常に眠くなり、珍しく 昼寝する。そしたら五味さんから電話。ラーメン屋で働いているので食べに来いとのこと。中野の「七麺屋(ななや)」。青葉の斜め前という激戦区での尾道ラーメン。味はばっちり。その後、亮太も参戦し、中野ブリックへ。ラフロイグとマッカランを飲んで帰る。

2007年9月14日(金)

コヨーテで稲澤さんと打ち合わせ。来月号用のジャックケルアックの原稿。勢いでガーッとかけた。ゲラを見せてもらった。いいんではないか。その後、そのコヨーテの地下の喫茶店で芸術家森村泰昌さんのトークショ&朗読会。凄い人の数。リトルモアの熊谷さんと加藤君もいた。立体読書面白かったですと加藤君から言われた。嬉しかった。頑張って出版化に向けて動き出したい。森村さんは戯曲が凄かった。ミーハーにもサインを頂き帰る。

2007年9月13日(木)

午前8時起床。今日は仕事は休み。午前10時に親父が来西荻。そのまま浜商不動産へ。ここは僕が贔屓にしている不動産。きちんといい物件を紹介してくれる。しかも、焦らせない。ゆっくり決めることが出来る。それで担当の谷崎さんと一緒に親父の物件を見に行く。早めに二つの物件を見つけ、そのどちらでもいいということになった。彼も西荻の住人にもうすぐなることに。その後、大和書房の打ち合わせ。かなりいい調子です。12月にも本が発売される事が決定。早めに原稿を完成させよう。

2007年9月12日(水)

今日は眠かった。ずーっと寝てた。気付いたら午後3時。やばい。今日はコヨーテ締め切り。まぁこういうほうが勢いで書けるからたぶん大丈夫。で、3時間半かけて原稿用紙5枚分2000字のジャックケルアック論を書く。論なんかじゃなくて、ケルアックのおかげで僕がどうなっちまったかの話になった。それでもいいじゃないか、と自分を励ましてメールを稲澤さんに。するとすぐに電話が。「いいです!」笑いながら稲澤さん。ばっちりだったようだ。素直にうれしかった。よかったよかった。

2007年9月11日(火)

午前10時外出。今日は隅田川の鈴木さん宅を訪ねる。台風の影響はどうだったのだろうか。少し心配しながら食料品をバックに詰めて持って行った。行ってみると鈴木さんの家は顕在。鈴木さんはパンツ一丁でナポリタンスパゲッティを料理中だった。元気でしたかと聞くと、「勿論」と帰ってきた。家も全然大丈夫だった。今年は河口付近の水門を開くのを前々から争議団が建設省に訴えていたらしい。床下にも水は来なかったようだ。今日は久しぶりだったのでかなり飲んだ。そして三人で高めあった。もうすぐ本が出版される。鈴木さんも楽しみにしているようだった。

2007年9月10日(月)

 午前中挿絵作業。大体のメドが立つ。お昼ミートソースパスタ。午後3時よりハザマ宅へ。挿絵以外の写真の図版を出力する。これで本用の作業はとりあえず終了。午後7時に家に帰る。ハザマが水炊きを食べに行くと言っていたのを聞いて自分も食べたくなる。よって夕食は水炊き。今日はラーメンの麺を多めに入れて水炊きラーメン風に。しかし、ちょっと入れ過ぎた。曲作り。コヨーテ原稿の構想。明後日まで。立体読書の出版化に向けて本格的に進めて行く。まずは光文社文庫から出ている江戸川乱歩全集完全版全30巻を購入した。それを読みまくって30枚ほど立体読書化してみる予定。それを9月中旬、10月のメインの仕事にしてみよう。頭痛。早めに寝る。

2007年9月9日(日)

 今日の午前0時に英語版をオープンさせました。全く違うデザイン、内容になっている。今日がホームページをハザマと新しく作ってからちょうど一年になる。それを記念してリニューアルさせてみた。いかがなものか。これでまたいろんなリアクションが増えてくると思う。このページはハザマの会社の新進気鋭のウェブデザイナー、リッチャンの作品。サンキュです。お昼頃、美帆とリキとノノカが来西荻。物件を見に来る。お昼をみんなで食べて、その後気になる物件を見に行く。その後、僕がいつもお世話になっている浜商不動産に行き、探す。二軒気になるのがあり、見に行く。来週はオヤジの物件も見に来る。西荻、家族大集合作戦である。亮太も西荻で探そうかなと言っていたし、、、。午後7時西荻でハザマと待ち合わせ。ウェブサイト一周年お祝いでお酒を飲むことに。始め戎に行くが満席。シンポも満席。のらぼうも勿論満席だったので、シンポの隣の焼き肉屋「ほるもんスタジアム」へ。全く期待していなかったが、肉はそれなりにおいしかったし、値段が3人で6000円とびっくり価格。たぶん計算間違いなのではないかと言っても、間違ってたらそれはそれでいいですと、攻めの姿勢。また行きます。ハザマとふーと3人で。この一年は僕にとっては信じられないくらい長かった。普通、濃密な時間が流れるとあっという間にすぎるけど、今回は本当に長かった。濃密で長い。3回の海外での仕事、4回の展覧会、大学での仕事、本の原稿に、この一年は、熊本の占い師から電話がかかってきたように何だか色々ありました。としばし振り返る。焼き肉の次にのらぼうへ。白ワインをハザマと開ける。真鯵とオクラの梅肉和えとモズクを肴に。次一年もやりたいようにだけやろう。人には絶対に操作させられないようにする。全ての仕事のディレクションを自分の手で行えるようにする。来年は大きい仕事も待っている。むしろ今年よりもヘビーになる可能性がある。そして、二年後には一つの妄想も待っているのでそこまでうまく進めて行きたい。のらぼうの次にbar AFTER GLOWでラガウ゛ーリンをロックで飲んで家に帰って珈琲飲んでハザマは家に帰って行った。そのまま寝た。

2007年9月8日(土)

 午前10時起床。オムレツを作る。家の掃除をする。掃除機の掃除。お昼はミートソーススパゲッティ。最近、結婚祝いにフーのお姉ちゃん夫婦にル・クルーゼの大鍋をもらったのでそれをしっかり使わせてもらう。シャーリーンが持っていた真っ白い鍋。ちょっとこれはいいねぇ。しっかりと煮込める。ホーローなので取り扱い注意です。その後、洗濯物干したり、小さな作業。午後5時に恵比寿駅でコヨーテ編集部の稲澤さんと待ち合わせ。エクセシオール。次の号の原稿の打ち合わせ。テーマはジャック・ケルアック。僕が大学に入ってすぐ池袋の東武の本屋さんで買った本だ。来週半ばまで。書けるかな。色々と興味深い仕事を持ってきてくれる稲澤さん。この原稿の次は変な旅モノが続きそうで、なんだか面白くなってくるかもしれん。40分ほど話して駅前で別れ、僕はそのまま代官山UNITへ。今日はCORNELIUSのライブ。初めて見る。午後6時スタート。まずはMOODMANのDJ。何だか最近の傾向は僕はとても好きかもしれない。すごく単純そうに見えるリズムの反復。しかし、途中で前の曲と思っていたリズムが次の曲の始まりと変化する。時間を揺さぶるDJ。すごい。ライブはASA-CHANG&巡礼とメルツバウ。瀧見憲二氏のDJの最後のアコースティックギターの延々続く、ニックドレイクハウスみたいな曲で乗って行き、午後10時15分よりCORNELIUS登場。練習を相当積んでいる。全てのリズムがぴったし合っている。こういうライブもあるんですね。今回は全て面白かった。その後、UNICEで飯食べて帰る。

2007年9月7日(金)

 午前9時より作業。今日は午後2時までに挿絵を5枚完成させる。大分いいペース。Dig-italが久々に注文が来た。と思ったら最近連絡をとっていなかった友人からだった。メールでやり取りする。午後3時にリトルモア編集部へ。地下でやっている展覧会を見る。今回は宮川隆さん。宮川さんは、最近も僕に仕事を振ってくれた「0円ハウス」のデザイナー。宮川さんのドローイングの展覧会。白黒のペン画がよかった。その後、リトルモアの編集部で久々に浅原さんに会う。浅原さんは「0円ハウス」の編集を担当してくれた人だ。今年に入ってからは一回も会っていなかったのだ。久しぶりなので色々近況を話す。最近のちょっと凄い事になっている話を聞いて浅原さんも喜んでくれたようだ。その時に自分が今取り掛かっている作品をたまたま見せると、0円ハウスを売り込んだ時と同じような瞬間が!浅原さんもその気になっているようだった。これは今後詰めていけばまたリトルモアから本が出せるかもしれない。出したい。リトルモアとまた仕事がしたい。ここには他にはないスーパーインディペンデントの瞬間がある。今こそ、その感覚は誰しもが思い出さなければいけないと思う。小学生時代に僕は一人で学級新聞を編集、執筆していたのだが、あの瞬間をもう一度大舞台でやりなさいと天の声が巻き起こっている昨今の僕。いいタイミングで浅原さんとあったのかもしれない。どうなるか分からないが、とりあえずまた前へ進めて行こうと思う。そして、帰りに宮川さんまたまた熱い建築トークを続けながら,アーキグラムについての鋭い熟考を聞く。勉強になる。もっと自分の内的必然性を探らなくては、と思い続けている。お洒落や、その時代の空気ばっかり吸ってんじゃないよ!本気でやりたいことを、子供の時から全く変わらない興味を追いつめろよ。と自分を高ぶらせる。子供より戦略を立てて、子供より原始的なことをやりたい。そのまま渋谷の東横線の改札でOVAの蔭山さんと会う。エクセシオールに行き打ち合わせ。来年、年明け早々に開催予定の滋賀は近江八幡の展覧会についての詳細を聞く。僕も半分覚醒していたので、会話は大いに盛上がる。参加を決定した。ナイロビ自転車の感覚で滋賀で何か出来ないものかと思っている。0円ハウスを買ってくれた。帰りにもう一回リトルモアで本を受け取って午後7時西荻駅でカンノと再会。イタリアンFBPに行く。NOVも呼ぶ、午後9時過ぎにフーも参戦。ワインを3本二人で開ける。またべろべろに酔っぱらい、喫茶店エチカへ。3日のうちに2日行っている。その後、帰ってきてカンノは即寝。僕はポールマッカートニーのソロを聞きながらゆっくり寝る。明日はコーネリアスだ。

2007年9月6日(木)

 午前9時より作業。挿絵。午後にオヤジが来る。坂本屋でカツ丼を一緒に食べる。オヤジはその後、三鷹に行き不動産巡り。僕は自宅に戻り作業。その後、オヤジがまた西荻に。一緒にオレンジボードに行く。よさそうな物件が一つあったので見に行く。駅近だったが,線路の目の前。うーん。まだ決め手にはならない。台風が来ているのでオヤジは急いで帰って行った。その後、また一つスケッチ完成させる。ヒロミヨシイギャラリーからの話は断ることにした。自分で今現在自由に仕事ができているわけで、どこかに所属したりする必要があるわけではない。むしろピンで全てをやっているというところに自分のやっている意味があると思うので美術の世界でも出来るまでは独力でやることにした。絵を直接買ってくれる人もいる。本を作ろうと直接行ってくれる人がいる。展覧会をやろうと直接言ってくれる人もいるのだ。これは信じられないことであり、僕がずーっとこうなればいいなぁと思ってきた状態である。とにかく自分で出来ることだけを常軌を逸したエネルギーでやるだけかなと思いながら寝た。またすごいユメを見ていた。自分のユメの中の自分はスケールがデカ過ぎる。現実の僕はまだまだ甘い。

2007年9月5日(水)

 午前9時より作業。挿絵。Dig-italとほぼ同じテンションで挿絵にも向ってます。これは疲れます。四六判のサイズはそれはそれで楽しい。しかし、仕事はなかなかはかどらない。京都の森さんと電話で話す。立体読書の件で。なんとハザマが立体読書の「押絵と旅する男」を買いたいと言ってくれた。森さんと話して、その作品をハザマに渡すことを決定する。森さんの友人が次の作品を予約したいと言っているそうだ。ありがたいが、まだできていないのでこれはちょっと真剣にやらんといかんね。僕としてもDig-italの個展を自宅でやりたいと思っている。自宅を住宅兼ギャラリー兼大学兼ゲストハウス兼アトリエ兼研究室に改造したいと思っている。この和室の僕の家をすべてガラスで覆うという計画。それとクアラルンプールに行きたいと思っている。Dig-ialのイメージの源泉は僕が一回だけ行ったことのあるクアラルンプールの街がモデルとなっているからだ。そこで安宿に泊まって何ヶ月か描きまくりたいと思っている。なんだかとにかくプロジェクトだけが飛び交っている。どこまで現実の体が付いて行けるか。そこに挑戦したい。お昼はハンバーガー食べたくなり、ヴィレッジヴァンガード西荻店へ。ハンバーガーとスプライトとシーザーサラダ。バリバリアメリカン。その後,カナダと京都に作品を送りに、クロネコヤマト西荻店とFed-Ex 新宿センタービル店へ。Fed-exでは高すぎて、新宿郵便局へ。全て配送終了。無事届きますように。家に帰ってきて挿絵の続き。今日は3枚出来上がる。夜、ヒロミヨシイギャラリーから電話。11月か12月に個展をしないかとのこと。んー興味はあるが、現在年末、年明けに向けてスケジュールが揺れ動いているので即答は避けた。Dig-italをもっと伸ばして行きたいというのがあるので、どうなるか。ヒロミヨシイでやるとしたら、立体を作ることになるだろう。0円ハウスと4次元ガーデンのリミックス版になると思う。興味はある。しかし、ずっとピンでいることも重要である。気持ちは揺れている。夕食はフーが焼き鳥を食べたいというので、北口「戎」へ。鳥を食べる。その後、亮太が来たので、ハンサム食堂で亮太とボクと二人で飲む。そこでいい曲をゲットした。「熱燗と中華」という曲だった。その後、気になっていた夜の喫茶店「エチカ」へ。夜珈琲を飲める喫茶店が無い西荻を意識して作ったようだ。雰囲気は良い。家に帰って風呂に入って、12時半に寝る。

2007年9月4日(火)

 午前9時より作業。挿絵。下書きにペンを入れていく。自分の中に二人いて、一人は外へ向けて暴れ出すマシンガンのような覚醒君。彼はアフリカにいっても何も気にしないビクともしない。完全に馴染む。溶け込む。溶け込んでその風景の一部と化す。SPEED野郎。もう一人は家でずーっとペン入れしていて幸せな引き蘢り野郎。今は、家の中で覚醒を続けている。AKIRAの気持ちである。それはそれで気持ちいい。何といっても作品が増えるのがいい。外に完全に放出している時は一切作ろうとしない。動きだけを作り出している。その二つは浮き沈みとかそうい単純な構造ではない。どちらもまったく別の方向を向いていて、ねじれている。そのねじれの反発力に真ん中で操縦している僕が、引き裂かれたとき、そこにまた一つビックバンが起きる。現在は、そのねじれの耐久力が伸びてきているように思える。今まで体験した事のないところまで、伸びていっている。でもまだ反発しないし、ぷちんとぶち切れたりもしない。まだビックバンが起きていないのだ。まだ伸びようとしている、巨大なジャンプ台に乗っているような気分。どこが一番バネが沈んでいる時なのかわからない。そして、その後どこまで飛ぶんだろうという、おそらくやばいのではないだろうか、という興奮がある。とにかく、今はバネを縮めているのである。どこまでも縮みきれ。甘いところで、けっして伸びないこと。午後4時までに挿絵スケッチを4枚分入れ完了。この仕事終るかな。その後,電車に乗って表参道。歩いてSWITCH編集部へ。稲澤さんと打ち合わせ。僕のこの日記を読んでいるとアシスタントの女性に遭遇する。すごいレアです!でもありがたい。稲澤さんと新しく始まるかもしれない連載について。とにかくブレインストーミング状態で僕は色々な小ネタを喋りまくる。ケルアックから、訳の分からんところまで。連載の内容はかなり笑えて、夢のあるものになるかもしれない。ワープin JAPANと言ったところか。面白く煮詰めていこう。旅行モノの予定。その他、ケルアックについて何か書いてみましょうとなり、勝手に書いてみる事に。二時間半ずっと喋りっぱなし、アイスコーヒーを4杯ほど頂く。今度森村泰昌さんのトークショーがSWITCHの事務所下のカフェでやるらしい。行ってみたい。この人の自伝はやばいよ。帰ってきて夜御飯を食べる。冷やしうどん、豚汁。一番はじめのSPEED野郎と引き蘢り野郎は、ニールキャサディとジャックケルアックなのかもしれない。

2007年9月3日(月)

 午前9時より作業。大和書房用の挿絵の整理。結構これは描く必要がありそうだ。昼飯、家で玄米、豚汁、茄子、かまぼこ。午後も挿絵の作業。図版だけで50点位になりそうだ。その後、午後3時にハザマが西荻に来る。僕の家でアイスコーヒー飲みながら今後の話をする。ハザマがホームページを一新してくれて9月9日で一年になる。ハザマと再び一緒に遊び出して一年の総括。今回は高校生とは違い、遊びながらも常にそれを仕事へと昇華させる事が出来たように思える。いやー面白い一年だった。この間にこれまでの一年とはまるで違う時間が流れた。そしてその動きは常に等加速度的に飛躍的になってきている。もう僕にも止められない。ハザマはここで調子にのるなという話にはならない。調子にドンドン乗っていこうという話になれる。結局僕はどんだけ自分に嵌め込まれているストッパー、ブレーキをぶっ壊していくかが知らない自分を知ることが出来る唯一の方法だと思っている。今、一ヶ月後の自分が想像できない。知らない自分を今この瞬間に知ることは出来ないということを最近知覚できた。人間は等速度で進むのではないということ。時間と経験とともに等加速度で進む。要は、自分一人でディレクションしなくてはいけない瞬間、チャンスをどれだけ作り出すかがポイントになってくる。本にも載っていない、人に聞いてもたぶん答えられない、自分で考えても感じるけど具体的には分からないっていう状態で考えながらも手を動かして現実的に動いていく。現在の自分なんか全く信用が出来ない。そのちょっと先に直観で感じる目で見えない姿の方がよっぽど真実味があるってわけである。と話しながらそういうことを考える。その後、ハザマの車で幡ヶ谷のハザマ宅へ。パソコン作業。売る絵のそれぞれの証明書を発行する。するとハザマも絵を買いたいと言ってくれた。しかも、もう既に売れている作品を。とりあえずどうにかできないか聞いてみる事にする。勿論、初台の桔梗へ夕食を食べにいく。ふーも仕事帰りにやってくる。ふーも11月からは独立してやるらしい。ハザマの会社にホームページの作成を依頼する。ハザマは好意的に乗ってくれた。ふ-の今後の事のミーティングも兼ねて飲む。そうそう、あんまり考えずにとにかく手を動かすしかないのよ。夜10時帰宅。立体読書の件、問い合わせる。コヨーテの稲澤さんから電話。この前書いた西荻案内の事かと思ったら、今度連載をしてみないかという話。ありがたいではないですか。善は急げで明日編集部に行きますと言った。こういう仕事が仕事を呼ぶ瞬間が一番興奮する。平山さんと久々に話す。僕のブレインストーミング役として非常に重要なのでまた久々に一緒に飲みましょうよと誘う。寝る前にふーと二人で録音する。ジルベルトジル風の曲。

2007年9月2日(日)

 起きて、着替えてふーとそれいゆ。日曜日の午前のそれいゆはきもちいい。鉄骨パスタじゃこたっぷりと珈琲。ブルータス国宝特集を読みながら。その後、フレンチトースト。帰ってきて、家の掃除。トイレ掃除、風呂掃除。で、布団で横になってたら寝てた。その後、少々仕事。夕食は、茄子の葱酢醤油和え、粕漬けの鮭と金目鯛。豚汁、ツナサラダ、玄米。水。健康。午後8時に吉祥寺のヨドバシカメラへ。前から気になっていた商品を見に行く。RolandのEdirol R-09。これはデジタルポータブルレコーダーで、録音マニアの私としてはかなり欲しかった。でも高い。3万7千円もする。しかし、次のプロジェクトは録音機が必需品なので自己投資と言い訳して、念願のR-09購入。WAV,MP3で録音され、ボタン一つ、しかも、超高性能マイク、コーネリアス状態である。しかも、軽い。パソコンにも簡単に落とせる、アイワのポータブルカセットレコーダー使っていた感覚でデジタル録音できるし、さらに今までのアナログテープも全部そこに入れる事が出来る。録音機能がついたipodのようなもの。1GBのSDカードも買った。これで完璧。その後、吉祥寺のNIGIRO CAFEで、商品を開けてみる。白ワイン一杯。現在新しいプロジェクトを進行させようとしている。それは、トーク。文章としてではなくて、音楽としてのトークみたいなイメージ。色々な人と対談してみようと思っている。そこで浮かび上がる空間が気になるわけだ。そして、そのまま対談しながら楽器のセッションなんかも連続してやれたらいいなと。それを次のここでの連載にしようと現在思案中。

2007年9月1日(土)

 午後12時に巣鴨駅で美帆とノノカと待ち合わせ。今日はノノカの赤ちゃんプールの日。僕が手伝いに行く。しかし、僕では役不足だったのか、ノノカ、不安に巻き込まれ、プールの中で号泣。仕方なく、開始5分後で、ロッカールームまで戻ってきた。ノノカは、外を指差して「あっちあっち」言っている。そのまま今日のプールは終了した。外に出ると一変、ノノカ大はしゃぎ。叔父、叔父ー言っている。美帆の家に帰ってきて、ドライカレーをごちそうになる。その後、ノノカと午後4時まで遊ぶ。午後5時にフーと渋谷に行く。フーの友達のシュクがくれた映画のチケット。街のあかり。アキ・カウリスマキの映画。僕は好きかも。78分。その後、今日は映画の日だったので、東宝に行って「レミーのおいしいレストラン」も梯子で見てしまった。これが最高でした。ねずみの小説に小学校時代ハマりまくっていた僕にとっては建築的にも非常に楽しめる内容。面白すぎた。帰ってきて、九州肉うどんを作って食べる。

0円ハウス -Kyohei Sakaguchi-