Ise Journal

Vol02. 日本一きれいなトイレと神宮

28th NOV,2006

朝5時半に起床。
そのまま屋上の展望露天風呂へ。
ここはほんと安くて、凄い。
眺めは最高。
そのまま、林さんを起こして、海岸沿いを歩く。
日の出とともに歩くのなんか何年ぶりだろう。
とにかく気持ちいい。

こっちが日の出の方角。
黄金ピンク。
これが漏れて、海がピンク色に染まっていた。

ホテル清海全景。ホントここは海が目と鼻の先。
何か変な建物ですけどね。

朝7時にはホテルを出て、伊勢神宮へ。
しかし、腹が減ってはいかんので、腹ごしらえをすることに。
どこかないかなと探していると、なにやら不思議な看板が。

「日本一きれいなトイレのあるお店」

素晴らしいじゃないか!
迷わず中に入ってみることに。
喫茶いっぷう、というお店だった。

とりあえず伊勢うどん400円をまたもや注文。
伊勢うどんに意外にとりこになっている。
で、ここはむしろ食事より、トイレの店なので、
勿論すぐにトイレに行ってみることに、、、、。
すると、、。

!!
これは4次元ガーデンじゃあないですか!
トイレはとても広く、なかでは観葉植物が
ジャングルのように育てられている。
きれいな、というか酸素が多い。
伊勢にも4次元ガーデン多いのかもしれない。

ちょっと横道も大事なんです。
そして、いよいよ伊勢神宮の内宮へ。
ここが入り口なのであるが、僕たちが入る時、
地方からの観光客集団が入り口でガイドの話を並んで聞いていたのだが、
そこに空から朝の光が差し込んでいて、まるで「あの世」の風景みたいだった。
僕たちが感じた「あの世」はなんだか、とても平和で楽しそうだった。
おばちゃんおじちゃんの顔が違って見えるから面白い。
みんなこの世のものとは思えないのだ。

橋から見える五十鈴川が、三途の川に見えるのは僕だけか。
しかし、全然怖いわけではなく、むしろ平安な心境。

縄と白い紙だけで、
「立ち入り禁止」というメッセージが書いてあるよりも、数倍も威力がある。
一体なぜここに入っては行けないのだろうか?

本殿に行くまでの通りの木。
木は「気」である。ほんと。
もののけ姫。
サンが走ってきそうな匂い。

こういう備品がいちいちカッコいい。
全て変な既製品は使っていない。
これは落ち葉拾いセット。

内宮入り口。この階段から撮影禁止。

で、こっちは平成25年に完成予定の次の神宮。
現在準備が進められている。
伊勢神宮は深ーい森なはずであるが、
本殿があるところだけは、
ばっくり森がカットされていて、空が広がる。
自然と人工の不思議なアンサンブル。
この敷地は、隣の今建っている敷地と、全く同じ面積、同じ高低差。

ここも木が真っすぐ育っている。
他の場所ではこんなにエネルギーのある育ち方をしているのを見たことが無い。
そしたら、雲を見た林さんが、「あっ龍だ!」と叫んだ。
よく見ると、何となくではあるが、確かにそう見える。

伊勢神宮の建物の、屋根部分ディテール。
これが、600年ぐらいから1300年以上も変化していない。
それを考えると不思議になる。

放し飼いされている、鶏(?)
見たこともない架空の鳥が歩いているように見えた。

内宮を流れる小川。
この橋を渡ると、トイレはなくなる。
ここでは、河と橋が重要なキーワードだ。

伊勢を後にして、次は高野山に向かう。
高野山まではとても険しく、
空海さんはよく足で開拓したもんだと、
適当に感心している自分が、すまなく思えてくる。
こういう道ばっかり。
だんだん細くなっていった。

もうだいぶ奥地へと入ってきた。

そして、高野山到着。
今日の宿は玉川旅館。
一泊朝飯付きで6800円。
悪くない。
今日は観光は程々で、ゆっくり風呂でも入ろうと、温泉にも行く。

部屋の中と、廊下部分。
ここは部屋には鍵は無く。
全て、ガラス戸である。
下宿風。

花園温泉というところに山道登って、湯に浸る。
スナックと合体していて、
受付のおばちゃんが酔っ払っていたのは愛嬌である。

二人で、ビールを買ってきて、
飲んでいると、不思議に気分が高揚し、
マッサージされているようになり、
気持ちよくなって爆睡。

0円ハウス -Kyohei Sakaguchi-