30th NOV,2006
宿泊した部屋の窓からは、麻吉旅館の間を通り抜ける坂道が眺められる。
そんなに広い場所でもないのに、なんだか広く感じられる。
高低差、建物が入り組んでいることが、人間の脳を揺さぶっているんでしょう。
4階のロビー。
ソファの後ろのガラスがいいよ。
ここは気持ち本当に気持ちよく、朝起きてずっと座っていた。
そのソファからの眺め。
色んな角度から、空間がこちらを誘ってくる。
建築はこうでなくてはいけない。
昔,使っていた台所。
高野山のと一緒だね。
ここは旅館になる前、江戸時代は料亭でした。
階段を下りておくと、迷路のように入り組む通路。
絨毯は真っ赤。
もうここが何階か分からなくなってきた。
この先は、その昔、政治家が利用していたような個室がある。
朝の麻吉通り。
子供が学校に通っていた。
音楽家、細野晴臣氏のサイン。
やっぱりここは色んな人が来ていた。
昔の麻吉旅館の遠景画。
3階には麻吉私設歴史資料館があり、江戸時代、明治初期頃つかっていたとみられる伊万里、有田焼やオランダ製の食器など、それはそれは豪勢だったんでしょう的な代物が並んでいる。
麻吉旅館近くには、江戸時代「油屋」という有名遊郭があった。
これはその建物跡に建てられた記念碑。
「油屋」といえば、「千と千尋」も「油屋」だったよなー。
そして、名古屋の方に戻る途中で松坂に寄って、ここにきたからには、ということで、
地元のおばちゃんに教えてもらった松坂牛丼屋で、上盛1300円を注文。
でも、まぁまぁだった(笑)。
なんでも経験経験。
ということで、ISE JOURNALはこれにて終了します。
今回の旅を通じて、全く新しい日本地図なるものを作りたいと思うようになりました。
旅館など、今まで歴史的に無視されてきた建築物に対しても
注目を深めたいと思うようになった。
さぁ次は、ナイロビである。
NAIROBI JOURNALをお楽しみに!