Montreal Journal

Vol01. 極寒のモントリオールへ。

22th Nov,2008

バンクーバーに到着。降りたいけど、今回は我慢することにした。

トロント経由してようやくモントリオールに到着。一日かかる。

22日午後5時に成田を出て、バンクーバー、トロントを経由して、午後10時にモントリオールに到着。日本は23日の午後1時だから、何時間かかってるんだ?本を三冊もっていったが、もう既に読み終わり、さらに二冊は再読した。なぜかというと、ああダークナイトみようと思っていたのに、日本語字幕が付いてなくて(たぶん)、仕方が無いからヘッドフォンしてただ耳を英語に慣らすためだけに永遠と画面は見ないで、色んな映画をかけていたからだ。空港には、今回の緊急州という路上生活者のためのフェスティバルのディレクターであるピエールが迎えにきてくれていた。

フェステバルを企画しているATSAという団体のディレクターであるピエール。チェゲバラのような風貌だなと思ったら、家にはガンガン写真が貼ってあった。

外に出ると本当に寒い。こんなの一時体験したことがないかも。今日はまだ暖かい方で、マイナス10度なのだそうだ。これじゃ、僕の防寒具じゃ駄目だなーと思ったら、路上生活者のためにもっているジャケットを貸してくれるそうだ。ありがたい。もう雪も降り出しているらしい。車でホテルまで向かう。一応、ホテルはあるらしい。今回は0円ハウスに寝泊まろうかと計画しているので、ホテルないかと思ったらあったので、落ち着くことができた。小さくて可愛いB&B。ピエールは今日は疲れていて調子が悪いとのことで、飲みにいくのは止めた。僕は意外と疲れていなかったので、風呂に入って、原稿を書く。何だかよくわからんが、キーボード自動状態になり、まず日本での仕事用に十枚書いて、その後用途不明の原稿も十枚書く。何をしているのか。まあ疲れて寝てるよりいいけど。時差ぼけで眠れない。明日は撃沈しちゃうかも。今回はソーラーハウスを作るというのが依頼なのだが、それだけじゃ以前と同じなので、面白くない。それで何かできないか、とにかく案を練る。この際だからモントリオールの路上生活者の調査をガンガンやってみるというのはどうだろうか。フランス語なので言葉の問題はあるが、さっきモントリオール在住のデビッドからバルセロナから25日に帰って来るよーというメールを貰ったので、時間があれば協力してもらおう。そうやって、僕が隅田川でやったような地図を作るのはどうだろうかと閃く。都市機能をどのように使っているのか、そして、どのように使っていけばいいのか。そういう提案と調査が入り交じったものができたら面白いんじゃないか。26日から30日までフェスティバルがあり、その時は僕は0円ハウスに居るんだから、たくさんの路上生活者が集まってくるわけでこれはインタビューしたらかなり興味深い情報が手に入るかもしれない。それを同時進行的にライブで地図を作成したら、自分にとっても新しい試みで新鮮だ。海外の路上生活者の調査は一度もしたことがないわけで、これを機会に話を聞かせてもらおう。部屋で日本から持って来たピーナッツチョコレートに噛み付きながら、ソーラーの配線、小型テレビの電源チェックなどをする。午前4時半就寝。

0円ハウス -Kyohei Sakaguchi-