Nairobi Journal

Vol02. 原始的ワークショップ始まる。

10th Jan,2007

昨日は12時に規則正しく就寝。規則正しく7時起き。
シャワーを浴びて、8時半からホテルにくっついているレストランで朝食。
ブラウンブレッド二人前と珈琲(でもネスカフェ)で140ksh(=280円)。
気持ちよい気候。思わず外で食べる。

ボーイと話しまくり、スワヒリ語を勉強する。
今日は現地の人々と話す機会が多くなりそうなのでしっかり覚えましょう。

今日また新たなアーティストが到着する。
まずはインド人のアーティストSuresh。

ここが僕たちの今回のワークショップの本拠地。
GoDown art centre。ここには、アトリエとオフィスとシアターが集まっている。
ナイロビのアートカルチャーの発信地である。
入り口のドアが無茶苦茶いい。

ミーティング風景。手前が トニー。
右の女性は今日到着したエジプト人アーティスト、Aida。
それぞれの作ろうとしている形の発表。

僕のアイデアスケッチ。
なんだか変なものが出来上がりそうだ。
ハウスツリー。

ここにはたくさんのアトリエがあり、アーティストが製作を公開している。

トニーの友人のアーティストを訪ねる。ペインター。

外では鉄の彫刻家が製作をしていた。
なんだかここでは、みな自由に作りまくっている。
静かにアナーキーな空気が充満している。

その後、色んな工場に行って今回のワークショップの趣旨を話し、
工場に余っているゴミをもらう。

これが戦利品。

ここが作業場。
もう完全に僕は子供の時に戻っている。
ここまで制約されない自由すぎる状態は想像してなかった。
何も決まっていない。僕たちは色んな所にアポ無しで訪ねてゴミをもらう。
僕にはとてもフィットしている作業だ。
全てが開放的だ。

次はスクラップ工場へ鉄くずを買いにいく。
その途中にナイロビ市街地を走り抜ける。ナイロビはホントに大都市だった。
でも建物はどんなに高くても、ひび割れたりしていて、まさに開放的である。

で、そこを抜けると次はオールドマーケットに出てきた。インドを思い出し興奮。
やっぱりこうでなくっちゃ。ここにスクラップ工場がある。


※クリックすると大きなサイズで見られます。

オールドマーケット風景。

スクラップ工場発見。労働者が興味本位に群がって来る。
ここで、彫刻に使えそうな構造体を見つける。ほんと手作り満載である。

ただのスクラップ工場なのになぜか至る所そそる場所だらけである。
何気ないモノの置き方に直感が溢れている空間を感じる。

次はトラック修理工場でトラックをレンタルする手配。
トラックを使ったインスタレーションを企画しているのだ。

帰りに、以前から調べてあった工場からバンブーもゲット。
ほんと小学生のワークショップみたいである。ゾクゾクする。

昼飯食べるのも忘れて没頭していた。5時頃昼食。
インド料理屋。

ロティとダールとパーニ(カレーの種類)。

その後、ホテルに帰ってミーティング。さらに詩人のバトゥ(一番右)も参加。
不思議な夜会。こっちのアーティストはみんなドレッドなんだよな。
少しづつ全体像が見え始めてきている。

0円ハウス -Kyohei Sakaguchi-