Tronto Journal

Vol01. 出発

17th Sep,2009

午後7時に成田を出発。エアカナダでトロントまで直行。機内で「おくりびと」と「スタートレック」を鑑賞。「読んでいない本について堂々と語る本」という妙な本を読む。僕が全く本を読まないのに、やたらと本について話すので、気になって買ったのだが、かなり面白かった。読書というものに関しての新しい論。勝手に自信がつく。

午後3時、トロントに到着。空港で、トロント市の職員で、今回のNuit Blancheの担当をしているMikiが待っていてくれた。タクシーでホテルに向かう。

宿泊するのは、デルタチェルシーホテル。かなり豪華なホテルである。ツインの部屋にアップグレードしてくれた。快適、しかし、インターネットは12ドル。。。

その後、バンクーバーから着いた、今回のNuit Blancheのキュレーターである原さんと久しぶりの再会。また一緒に仕事をすることができて、非常に嬉しい。しかも、今回は、僕が参加してきた展覧会の中で、一番規模が大きいものになる。この人と一緒に仕事をすると、いつもうまくいくので、今回も不安は無い。むしろ何が起きるか楽しみである。一緒に外出し、食事がてら、僕の仕事を手伝ってくれることになっている、謎の自転車製作&映画技師のマーティンに会いにいく。ミースのビルもあり、写真はフランク・ゲーリーの建築。建築も見るのが色々とありそうだ。

ケンジントンという地域でジャマイカ料理を食べようとしたが、閉まっていたので、ピザを食べる。美味。ベルギー麦酒で乾杯。

その後、マーティンがやっている自転車屋&映画館の「CINECYCLE」へ。古いビルの裏庭にある倉庫を、ビルのオーナーがマーティンの大ファンで譲り受け、増築して作ったらしい。何かの巣窟のような雰囲気で期待が高まるが、マーティンは不在。時差ボケで眠いので、タクシーでホテルに戻って寝る。

0円ハウス -Kyohei Sakaguchi-