Tronto Journal

Vol06. NATIONAL POST。

22th Sep,2009

午前中、マーティンのところへ行くと、もうすでに自転車の後ろに鉄パイプが付いていた。これにダンボールをくっつけてタワーを作る予定。マーティンは直感的にどんどん仕事を進めてくれている。こういうその都市ごとの特徴ある人々との関係性は、いつも僕を不思議な気持ちにさせてくれ、そして強い勇気を与えてくれる。

マーティンの仕事場にカナダの全国紙NATIONAL POSTの記者マークが取材に来る。マーティンはトロントアンダーグラウンドの伝説の人なのだが、マークも彼に会えて喜んでいた。インタビューを受ける。かなり良い聞き手でどんどん自分の考えていることが表に出てきて化学変化を起こした。

その後、市のリサイクルセンターで取材を継続。かなり密着取材をしてくれた。できるだけ大きい紙面に載せれるようがんばってくれるとのこと。これは楽しみ。

ここにはトロント中の粗大ゴミが集まる。全てタダで持っていける。今回の展示は全て0円でやることに意味がある。都市の裏側に行けば、それが可能になるのである。都市の幸を頂く。

今日の発掘品。明日もまた来ることにした。

その後、焼きそばを食べる。取材と発掘で疲労。麦酒をカフェで飲む。その後、中央駅に行き、傘の落とし物を貰えないかと交渉。夜、原さんと会って、韓国料理屋へ向かう。

0円ハウス -Kyohei Sakaguchi-